LOGIN「つっかれたァ……仕事なんてするもんじゃないね。」 ニート生活の基盤を整えるために始めたこの帝国乗っ取り計画なんだけどもさ。正直言ってもっと楽な道あったよね。誰だよ帝国乗っ取るとか言ったのは。今となってはもうそんな話したところで「今更だよね」という感想しか出てこない。なんせ……「もうだいたい終わっちゃったんだもん。」 思い出してもらいたいのは本章二話の急がば回れ。「帝国十英傑筆頭/武聖 ウィル」 正直大多数が忘れていることだろう。ソースは僕自身。今ある手札でいけちゃうんだよね。まず十英傑の半分は僕に付くでしょ?ついでに僕ってば武聖なだけあってそれなりに教え子もいるのよ。あ、意外と思ったでしょ!これ実は全然意外でもなんでもなくて、後輩育てないと僕の仕事がなくならないからね。そりゃ後進育成くらいするよねっていう……。そんなわけで全面戦争するとしても勝ち切れる。 それはさておきとしてさ、普通に地位あるしプライベートでゴロゴロして面倒くさがりの姿が上層部からは露呈してるから特に警戒もされてないのよね。そんなわけで普通に皇帝と面会できる。取引のひとつやふたつ……ね?何はともあれ僕個人に融通効かせてくれて、うちの国に喧嘩売らないでくれるならいい訳でさ。それくらいならいけると思う。陛下も愚かな方じゃないしね。たったそれだけで特級戦力の僕が常駐(ゴロゴロしてるだけとも言う)するんだもん。 別に僕は政治的にどこかに肩入れするタイプでもないし。知り合い優先なだけでほかは別にね。それにしたって酷い目にあったりそれで死んでたりしなければ干渉はしないし。過保護になるのも違うからさ。ニューラル・ゾーンとして機能して便利でしょ?暗殺されかけた時とか家来ればちゃんと助けてあげるしね。今の気風的にやるやつもいないだろうけど。優秀な人間はなにものにも変え難い宝だからね。手のひらで転がせて利用してやろうって人がほとんどなんじゃないかな。 そういうわけで近々王手をかけにいこうか。時間をかけたところで今更成功率は変わらないし。だけど今日は疲れ!もう寝る!柄にもなくちゃんと働いたからね!あーやだやだ!当分うだうだするんだもんね!あーでもアポくらい早めに取っとくか。急に押しかけて不機嫌なまま迎えられるメリットなんてなーんもないし。ないと思うけどわんちゃん追い出されるしね。「おやすみ!残りの雑
注意:作者は久しぶりの本作新話執筆により前話までの内容をほとんど覚えていません。そのためかなり設定周りがガバガバだと思います。ですが、それっぽいところに収束できるようにどうにかこうにか頑張るので広い心で受け止めていただけると幸いです。 それでは本編スタートです!!◇◇「あぁーもう一度言ってくれるか?どうやら私は聞き間違いをしてしまったようだ。まさか我が国の仮想敵国である帝国を乗っ取るだと?意味がわからない。まさかそんな意味不明なことを言ったわけがないだろ?なぁそうだと言ってくれ。」「聞き返したところで一言一句変わりません。変わらないのです!現実は変わらないのでもう一度言います。奴は帝国を乗っ取ろうと考えています。奴は帝国がいる以上自身に平穏は訪れないと考えており、かと言って国を潰せばその余波で平穏が脅かされてしまう。力関係の問題もありますからね。故に奴は裏から操ってやろうと考えたのです。正直この時点で私にはわかりかねるのですが、まだ続きます。今は帝国に潜伏しており、いつ本格的に動き出すかは分かりません。数年後になるのか、はたまた明日なのか。今は帝国内で揉めた時用の切り札として個人的に入手していた情報を使用しているようですね。たまに帰ってきて私と情報交換しているのですが、そのタイミングで件の情報を伝えられまして……。そして、今の状況に至るわけです。正直私もよくわかってません。無理です。」「一言一句変わらないな。意味不明で残酷な現実をありがとう。」「ありがたきお言葉。」「あ゛ぁん?ゴホンッ……会議を進めようか。」
「ふむ、どうしたものかな。ひとまず集まってもらったが今この場で話しても建設的な議論はできそうにない。故に2日後に改めて会議を開く。帝国との戦争を前提に各部署で対応を協議してきて欲しい。期限は短いが急を要するのだ。頼むぞ。」「「「「御意」」」」「ミハエル、後ほど執務室で詳しい説明を頼む。」「承知致しました。」「では、会議を終了する。解散!」◇◇「で、あの情報はどこから湧いてきたのだ。まさか本当に個人的にミシェル=リングストが集めていた情報とは言うまい。そなたが奴に依頼して情報を集めさせていたのであろう?頼むからそう言ってくれ!これ以上余は胃を痛めとうないのだ。」「奴は……帝国を乗っ取ろうと考えています。奴は帝国がいる以上自身に平穏は訪れないと考えました。かと言って国を潰せばその余波で平穏が脅かされてしまう。故に奴は裏から操ってやろうと考えたのです。今は帝国に潜伏しておりますが、いつ本格的に動き出すかは……。帝国内で揉めた時用の切り札として個人的に入手していた情報を使用しているようですね。たまに帰ってきて私と情報交換しているのですが、そのタイミングで件の情報を伝えられまして……。そして、今の状況に至るわけです。正直私もよくわかってません。無理です。対応しきれません!助けてください父上!」
「うむ、全員集まっているな?よし、それでは会議を始めていこう。火急の用件に故早速本題に入るが……よいな?」「「「御意っ!」」」「ではミシェル=リングスト、説明を頼むぞ。」「はっ!承知致しました。"パチンッ"では、まずはお手元の資料をご覧下さい。」「な、急に目の前に紙が現れたぞ!」「なんなのだこれは!」「空間魔法の類か?いや、あの伝説の魔法をあの少年が!?ありえぬ!」「静粛に。」「で、ですが!」「余の言葉が聞こえなかったのか?」「申し訳ございませんでした。」「ミシェルよ、続きを頼む。」「では、単刀直入に申し上げます。十日後に東の国境。マアズ砦付近にて、帝国が軍事演習を行います。そしてそれは我が国への示威行為が目的かと。そうなると開戦も時間の問題です。どうか早急な対応を。」「で、あるか……。」「由々しき事態ですな。この情報が真実であれば、ですがね?」「それでは私はお邪魔でしょうしこの辺で失礼致します。集めた情報は全て書面にまとめてありますので、あとのことは我が国の叡智あらせられます陛下、そしてその臣下たる皆様方にお任せいたします。私は一学生に過ぎませんので。」(逃げたなあのバカ息子。)(逃げやがったなエルのやつ……。)「「はぁ……。」」
「ねぇ〜僕帰っていい〜?」「もう始まるから!もうすぐ全員集まって会議始まるから!」 くっ……個人的にしえ調査して得た情報のせいでエル君をここに留める正当な理由がない!もうあと彼の善意に縋るしかない……けど、肝心のエル君がそういうので止まるタイプじゃない! だからといって我が国の諜報部が把握してない仮想敵国である帝国の軍事演習の規模と場所を知ってる人間が「帰りたい」って言ってるのを「はいそうですか」と帰せるわけないじゃないか!ん?「あぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!」"グルンッ" あーやっぱりあいつテヘッて顔してる!まじかよあいつ故意犯かよ!確信犯:正義は我にあり!故意犯:へっへっへ!悪いことしてやんよ! 言葉狩りは怖いからね!ほら、ちゃんと正しく使ったでしょ?通っていい?|閑話休題《それはそれとして》僕の立場をあいつはわかっててちゃんとこの場に残って説明する気ではいるんだからありがたくはある。だけどなぁ……「それはそれとしてからかってやろう」とか思ってなければもっといいんだけどな。 いやいやいや、それは贅沢か。今はこの情報を手に入れられたことに感謝しよう。本来ならこの件が当日砦から何も知らない王城に伝令で伝えられていたかと思うと背筋が凍る思いだよ。本っ当に得難い人材だよ、彼は。うーわめっちゃこっち見てニヤニヤしてる! くそっ!そうだ僕は凄いんだ褒め讃えたまえ!って顔してやがる!「そうだ僕は凄いんだ褒め讃えたまえ!」 ほんとに思ってた。
「バイ〇ンマンってのも知らないけど、この際どうでもいいからスルーするね。君さ、どこを目指してるわけ?いや、言わなくていい。言ってたもんねずっと引きこもりたいって。」「うん、僕の最終目標は引きこもりだ。できることならずーっと実家のベッドでぬくぬくしていたい。だけど、そうもいかないんですよ。非常に残念ながらね。ホントやめて欲しいもんですよ。白金貨百枚規模の軍事演習とか特にやめて欲しい。」 白金貨100枚=約10億円。つまり、総合火力演習一日分。マジでやめろし帝国。「ちょ、ちょっと待て。頼むから少し待ってくれ。それは僕の自室でする話じゃない。とりあえずうちの国の重鎮を集めて会議を開こう。頼むから!」「え〜僕会議嫌いだからヤダ。未来の王様の君ならいけるいける!で、その軍事演習だけなら叩き潰してもいいけどそれやると絶対もっと軍事に力入れ出すじゃん?あの国の傾向的に。ほんっとうに迷惑。王城は平常運転だったけど、うちの国ってアレ静観する感じなの?」「マジで頼むから僕一人に情報投げられても困る。僕の権限じゃ扱いきれないんだよ!無理だってば!」「たしか場所は国境付近のはずだけど。どこだっけなぁ……たしかマアズ砦?に向けた示威行為も兼ねてるとかなんとか。」「ほっとうにお願いします。」
とまぁそんなこんなで魔法学校初日は何事もなく終わった。馬鹿が一人と気絶者一人はまぁ……そんな日もあるさとスルーする方針ですね、はい。気絶者一人こと教授さんはあの後も全然起きませんでした!で、入学式も終わっちゃったっぽいからそれとなーく新入生組に合流したんだよ。学校についての説明とか教室でされるのかなぁ〜って思ってたからさ。めんどうではあるけどさすがにこれくらいはね? で、聞きに行ったわけよ。ところがどっこい!先生が言ったのはたった三つの文!「ここは第一クラス、つまりは優秀な成績を試験でおさめた我が学校のエリートなわけだ。つまり、ある程度この学校について知っているであろう君たちに改めて説
今日が運命の日。とはいえ今日じたばたしたところで結果は良くならない。故に、極めて冷静に。かつ普段通りの行動を心掛けるべきだろう。「ミシェル様?試験の準備の方は大丈夫ですか?」「あああアーシャか。ももももちろんだとも。冷静沈着で天才なこの僕が緊張するなどあああ有り得ない。よよよゆーで満点だとも。」 これのどこに大丈夫な要素があると言うのか。ミシェルの専属メイドとして主人に全幅の信頼を寄せているアーシャといえど全く信じることができない。「かなり動揺しているご様子ですのでこちらこお茶でもお飲みになってください。」「う、うむ。助かるよ。ふぅ……落ち着いた。ありがとなアーシャ。ここここれで
「それじゃさっそく魔法の講義を始めようか。ミシェル君も早く魔法使いたいだろうしね。魔法についてどのくらい知ってる?」 そこら辺の予習は完璧だからね。余裕だよ。 「純粋なエネルギーの魔素を魔臓に取り込んで魔力に変換し、理に干渉するものですかね。」 「うん、それだけわかっていればひとまず問題はないね。あ、もしかして猿でもわかる魔法学って本読んだ?」 「はい、読みました。すっごい分かりやすかったので!」 「あれの著者の彼はこの国の魔法士の立場の低さにキレて学校どころか学術都市作ったんだよ。そこの卒業生が優秀でさ、上層部の老害どもが邪魔ばっかりするわけ。そのせいで彼の本は今準禁書扱
この世界最大規模の宗教であるスクラーヴェ教。その始まりは荒野であったと記録されている。その場所に降り立ち瞬く間に緑豊かな森林へと変えた一柱の神こそがスクラーヴェ神であった。「貴方様のお名前をお聞かせ願えないでしょうか」と現場に偶然立ち会った青年がお尋ねしたところ神は「僕?僕は……Sklave。僕は神スクラーヴェ。しがない神界の██だよ。」とお答えくださったと。 一部の者にのみ伝わる口伝によると神は死んだ目で「はぁ……休み欲しいなぁ。あんのクソ母神どもトンズラしやがって!次見かけたら殴る!絶対殴る。十中八九勝てないけど殴る。消滅させられるかもしれないけど一発殴らないと気が済まねぇ!」とも仰







